高橋です。
入社当時と今を比べてみて、物流不動産ビジネスに対してのイメージが変わりました。
最初は、『倉庫を貸したいという貸主様にはテナント様を紹介させていただく。』といったイメージしかありませんでした。
私は日々お客様に物件を提案させていただいておりますが、お客様によって倉庫をお探しになる条件が異なり、マッチする物件がすぐに見つかることもあれば、そうでないお客様もいらっしゃいます。
例えば、倉庫のスペック自体は理想のものであったとしても、床荷重が足りず諦めざるを得ないという方もいます。
先日、「通販メーカーの荷物の仕分け作業場所」を探されているお客様からの相談がありました。
お客様が希望される条件は、
『トラックの出入りができて、乗用車の駐車場が数台、24時間稼働したい。』
とのことでした。
数日後、私は条件に合いそうな倉庫情報を入手し、さっそくお客様に提案しました。
すると、「実際に物件を見てみたい」と前向きなお返事をいただき、早急に内覧へと移りました。
そして当日、実際に倉庫を見ていただき、お客様からは前向きな言葉を頂き、順調に話は進んでいきました。
そんな中、お客様から「床荷重はどのくらいありますか?」との質問がありました。
しかし、そこの倉庫はあまり床荷重のある物件ではありませんでした。
というのも当初は荷物の移動は手動でできる「ハンドリフト」を使用して作業を行うとの事だったのですが、
急遽「フォークリフト」という荷役自動車を使っての作業内容に変更したらしく、床荷重が必要になりました。
ご案内した倉庫は「フォークリフト」の使用が難しく、お客様は泣く泣く諦めることになってしまったのです。
私はその時、お客様からのヒアリング不足を痛感しました。
日ごろからお客様とコミュニケーションを取り、いち早く内容変更などの情報を得ていれば、条件に合う他の倉庫を提案することが出来たかもしれません。
私は、物流不動産ビジネスに触れてみて、お客様との日々の触れ合いこそがとても大切な事だという事を実感しております。
今後はお客様一人一人にとっての良い倉庫(イーソーコ)を提供していくことを目標にして参ります。