はじめまして。入社1年目の金子大貴です。
だんだんと猛暑もなりを潜め、微かに秋の気配を感じる時節になってまいりました。
イーソーコグループの新入社員は4月の全体研修を終えた後、各主要会社に1~2ヶ月ずつ派遣され、半年の間、物流不動産ビジネスについての多角的な研修を受けます。
5月から続く私のジョブローテーション研修も、秋の到来とともに終わりを告げます。
そこで今回は、私が研修中に印象深かった出来事についてお話します。
私は5月~6月の間、イーソーコと共進倉庫株式会社様の合弁会社である「多摩イーソーコ」の現場へ研修に行きました。
周囲に本社の先輩がいない環境かつ、初めての倉庫業務ということで不安な要素はあったのですが、それ以上に得られるものは多かったです。
一つは、早い段階で物流の現場を比較できた点です。
倉庫は扱っている商品や地域によって、性格が大きく異なってきます。
例えば、イーソーコ本社に隣接しており、グループ会社でもある、東運ウェアハウスという倉庫会社では、東京湾沿いにあることから袋もので重量の大きい食品が多く保管されています。
よって大きな荷物をさばくためのフォークリフトが倉庫内を忙しなく走っています。
一方で共進倉庫様の本社では、調布という映像制作会社が多い土地柄を活かして、映画のフィルムなどを多く保管しています。
また、小物のEC商品の取り扱いも盛んで、それらをIoT技術を利用して入庫から配達まで、一気通貫して管理しているというのも大きな特徴です。
もちろん、保管物に応じて倉庫内のレイアウトや人員の割き方は異なっていきます。
そのショーケースとして実際に両社をこの目で見て比較できたのは、倉庫業の解像度を高める意味でも良い経験だったと思います。
もう一つは、自分の判断で動き、学びに行ける場面が多かったところです。
共進倉庫様の社員の方は、研修で来た私に対してとても親切にしてくださいました。
とはいえ、私の一日あたりの研修のスケジュールが明確に組まれていたわけではないため、自分で考えてできることを見つける姿勢が求められました。
また、本社の仕事と現場の仕事の折り合いをつけながら、自分で一日単位のスケジューリングを行う必要がありました。
入社してすぐに、自分を律しながらも、最大効率の動き方を考えながら業務に臨むという、本来はもう少し後に学ぶであろう内容を経験できたことは私の糧になりました。
このように、取り組み方次第で短期間で成長できる環境が多摩イーソーコにはあったと思います。
多摩イーソーコでの現場研修と、イーソーコ本社での研修。
別々の環境で得た知見で、今後も物流不動産業界を盛り上げる物流不動産ユーティリティープレイヤーを目指していきます。