こんにちは、21卒の小川です!
中国では春節を迎え、それに伴って東京のいたるところで中国からの観光客を目にするようになりました。
長らく続いていたコロナ禍の終わりを感じさせます!
さて今回は、「業務用PCにおけるトラブル対応」についてお話したいと思います。
ITの仕事に興味がある方、これから社会人になる方にも参考にしていただける内容だと思いますので、しばしお付き合いいただければ幸いです。
私が所属しているIoT事業部では、日々様々なお客様のトラブル対応をしております。
トラブルの例で言えば、「インターネットに接続できない」、「PCが動かない」、「監視カメラが見えない」、「メールが届かない」など、たくさんあります。
トラブル対応のやり方は、種類によってパターンが違いますが、基本となる考え方が存在します。
それは、「障害の切り分け」です。
障害の切り分けとは、どこまでがうまく動作していて、どこからうまくいかなくなったかを見極めることです。
一つ一つチェックしながらやるので、地道な作業になります。
例えば、「PCでインターネットに接続できない」という問い合わせがきたとします。
社内ネットワークは、主に以下の経路になってます。
「PC(端末)→ アクセスポイント → スイッチングハブ → ルーター → プロバイダ」
これを、PCから順にたどっていきます。
PCの中でも、一機だけがインターネットに接続できないのであれば、そのPCの設定に不具合があると考えられますので、そこを重点的に調べます。
他のPCも同様にインターネットに接続できなければ、その次の経路であるアクセスポイントに何かしらの不具合があると思われますので、そこを調べます。
アクセスポイントを調べて見ても異常が見つからなければ、次の経路であるスイッチングハブを調べます。
それも問題がなければルーター、その次はプロバイダという風に、経路をたどっていくうちに、不具合が起きている箇所を特定でき、そこで初めて対処が可能となります。
そして、対処が終わったあとは再発防止の対策を考え、お客様と共有します。
すぐに解決することが難しければ、応急処置をして一旦はお客様にご迷惑がかからない環境を整えることに専念します。
その後に、根本的な解決に向けての方針や流れなどをお客様に共有いたします。
この考えはネットワークの不具合対応、PCの故障対応やメール対応など他のIT業務でも基本的には同じです。
今回は、ITの業務を例に「障害の切り分け」について説明しましたが、この概念は他のことにも応用することが可能です。
例えば、お客様に届くべき荷物が届いていなかったトラブルが発生したとします。
そもそも荷物を送ったのか、送った住所は合っているのか、宅配業社に荷物は届いているのか、宅配業者からお客様先の動線はどうなっているかなどなど、順にたどっていくと問題が起きている箇所がおのずと見えてきます。
このように、「障害の切り分け」という考え方はITに限らず、他の業務でも活かせるので、身に着けると活躍の幅が広がります。
かく言う私もこの考え方をできるようになってきたものの、まだまだ時間がかかってしまっています。
ですので、短時間で障害がおきている箇所を切り分けて、問題を解決できるようになるため努力していきます!