皆様、こんにちは。
7月末まで東運ウェアハウスにて業務を行っておりましたが、8月頭よりイーソーコに異動となりました、竹林です。
今夏は連日猛暑が続いておりますが、皆様元気にお過ごしでしょうか。
物流現場で働いていた私も熱中症に気を付けながら、日々の業務にあたっておりました。
ところで皆様は、物流倉庫の現場では日頃どのような業務を行なっているか、ご存知でしょうか。
毎日行っている入出庫業務といえども、扱う荷物や物量、当日の人員配置によって様々な動き方をする事もあります。
今回は私が東運ウェアハウスに所属していた際、倉庫現場であったとある1日のスケジュールをモデルにしながら、日々どのような姿勢で業務にあたっているかをご紹介出来ればと思います。
まず、私の1日の業務を大まかに分類すると、
①入庫業務
②出庫業務
③貨物整理
④情報処理
の4つに分ける事が出来ます。
①入庫業務
私は主にEC等でビールを販売する荷主様やBtoC向けの貨物保管を行う荷主様、家具の加工等を行う荷主様の現場担当を行っており、午前中や前日の夕刻に東運ウェアハウスに到着した貨物を所定の場所に移動、保管を行っておりました。
②出庫業務
朝一の入庫業務が終わり次第、出庫業務に移ります。
主担当である3、4階フロアの貨物は、他の階に比べて出庫数量自体はかなり少ない方ですが、出荷に際して梱包を行う必要があるものが多く、単純に全体数を見て作業時間を逆算する事が難しい傾向にあります。
例えば、ビールを1箱梱包するのに対して、それが缶であれば緩衝材を詰めて終わりですが、ビンの場合は1本毎にエアキャップを巻く必要があります。
業務フローは把握していても作業効率の差でかかる時間も変わってくるため、この時いわゆる「経験の差が物を言う」といった言葉を強く感じます。
この経験の差を少しでも早く埋めるためにも、マニュアルの必要性を改めて実感いたします。
③貨物整理
その日の出庫作業を全て終えたら、貨物の整理を行います。
基本的には、その日の出庫で行ったピッキング等で欠けた棚に商品を補充して翌日に備える、といった事を行っております。
また3、4階には荷姿が不揃いで、ネステナーの枠からもはみ出してしまう貨物が多いため、出庫頻度や荷扱いのしやすさを考慮しながら、棚上棚下での平置き保管の場所を調整したりしています。
④情報処理
その日の現場作業が全て終わった後は、入出庫物のWMS処理や別途管理している貨物のデータをスプレッドシートへ入力をしています。
ちなみにWMSというのは「Warehouse Management System」の略称で、倉庫管理システムと呼ばれるツールです。
倉庫内にある膨大な貨物情報を管理する上で、このWMSは欠かせない存在であると言えます。
以上、4つの項目を軸に日々業務を行なっておりますが、全てが同じ時間や順序で進む事はありません。
各貨物の入出庫量や出庫オーダーの届くタイミング、貨物用エレベーターの待ち時間などの様々な要素が重なり、自分のペースで仕事が進まない事があります。
その時大切になってくるのが、限られた時間の中で出来る1番優先度の高い仕事を瞬時に判断する事です。
また、当日オーダー、当日出庫が多い貨物だと、どうしても事前準備でまかなうには限界があります。
予想外に多かったり、珍しく出庫される貨物などのイレギュラーが起こるとより時間の制約が厳しくなるので、瞬間的な判断力が求められる時があります。
瞬間的に判断を求められる場面はそれぞれの現場によって異なるかと思いますが、短時間で複数の業務を進める時は同時進行では無く、一旦落ち着いて優先順位を意識して業務にあたっていました。
今後は物流現場ではなく、イーソーコにて物流不動産ビジネスの営業に携わっていきます。
今まで積み重ねてきた物流現場での知識と経験を糧にして、お客様により良い提案をしていけるように努めてまいります。